不動産

♯005不動産(real estate) 戸建についてのお話し

こんにちは~、本日は戸建についてメリット、デメリットを私見で書いていきたいと思います。

私が小中学生の頃は夢のマイホームの言葉がTV(メディア)で流れている時代でした。戸建てを持つことは大きなステータスになっていたんだと思います。戸建といっても注文住宅、分譲住宅、中古住宅など(他に別荘地など)がありますが、今回は注文住宅を前提として書いていきたいと思います。

戸建の魅力は自由設計だと思います。リビングの広さや部屋の動線、寝室の広さや窓の大きさや数などを好きなように出来ます(制約はありますが)。設備についても、好きなキッチン、浴室、トイレなどの設置できることも出来ます。こだわると本当に多くのことがあり大変ではありますが、達成感や大切にしていきたいといった気持ちは強くなるのではないでしょうか。ここ数年で戸建もマンション並みに気密性を上げてきており、冬は暖かく、夏は涼しい家も多くなったと思います。余談ですが、設計士ってすごいなーと思ったことがありました。一度目の打ち合わせの時にお客様にのヒアリングシートと簡単な間取りを書いてもらっていたものを基に間取りを書いてきてもらったのですが、打ち合わせの中で間取りをすべて手書きで変更(修正)していました。建物を建てるのに規制(斜線制限など)が入ってくるのですが、ほぼ把握をしており次元の違いを感じたことがありました。後日、その設計事務所に公正後の平面図等を取りに行ったのですが、別の1級建築士の方と話す機会があり、簡単にその場で修正できるものなんですかって聞いたところ、無理だそうです。

戸建のデメリットについて考えたいと思います。デメリットは維持管理はすべて自分でやるって事です。10年20年と経過すると建物の内装設備以外にも外壁や屋根の補修をする必要が出て来ます。まったく何もやらないと雨漏りの原因になるほか、躯体の腐食が進みやすくなります。一昔前ですと、地盤沈下などにより家が傾くところもありました。戸建の立地上、駅から遠いところも懸念するところです。以前入ったことのある家で傾きがひどく、ちょっといるだけで乗り物酔いしそうな家がありました。建築後、数年で傾いたそうで、当時は傾きを建築会社に直してもらったそうです。30,40年位たっていた家でしたがよく住めてたなって思ったことを覚えています。その家は不動業者に売却して建替えていましたが、そういった対応も自分でしなければいけないってところはデメリットと感じます。

最後に戸建について書きましたが、モノづくりが好きな方や全部自分管理したいんだって方には向いていると思います。建物だけでなく、庭や家庭菜園、お花が好きな方は花壇を作ったり、バーベキューなども出来ます(近隣への配慮は必要ですが)。ただ、建物管理やゴミの問題などが苦手やめんどくさいと思う方には向いていないかもしれません。自分や家族との相性、生活スタイルと向き合っていい面と悪い面を考えたうえであれば間違いはないのかなと思っています。それでは、また次回も読んでもらえたらうれしいです。